[岡山県津山市]
住む人とともに、上手に年をとるお家。
UKKウチダ建設工業
0868-32-9800
仕切られた空間をつなげて開放的なLDKへ丁寧に暮らされており、築28年とはいえまだまだこのままでも生活できるお家ですが、年齢や将来を考慮しタイミングと判断され、リノベーションすることになりました。大工だったお祖父様とお父様が手掛けたカウンターを再利用するなど、リノベーションならではの想いがこもっています。仕切られた空間で暗くなりがちな部屋や閉鎖的な廊下は室内に取り込み、開放的な空間を実現しました。
元々リビングだったところは採光が取れず、玄関や収納スペースとして利用することにしました。
東と南から採光が取れる和室にリビングを設け、玄関を囲いリビングに取り込むことで明るく広いリビングを実現しました。
写真は囲う前と後の工事中の様子です。
元々一番良い位置にあり気持ち良い和室でしたが利用頻度が少なく、リビングにすることで家族みんながいつも過ごすスペースが気持ち良い空間になりました。
床材はモデルハウスにもご利用いただいたビンテージオークを採用いただきました。
補助金を利用してアルミ断熱ドアに交換しました。
最近のアルミドアは木製に見えるくらい精巧なデザインになっていて素晴らしい!
自然なムラが味わいあってかわいいスペイン製のテラコッタ調タイルをポーチに使用しました。
もちろんノンスリップです。
玄関は広々としたシューズクロークを設けました。
框まで上がりやすい高さで、手すりも設置。
以前は廊下を通って各部屋へ行きましたが、LDKを拠点に玄関、寝室、パントリー、水廻りへとダイレクトにアプローチできる動線になりました。
廊下は寒いという問題も解決されるだけでなく、廊下を部屋に取り込むことで無駄なく空間を利用でき、それぞれのスペースが少しずつ広くなります。
開戸を引戸に変えることで、開けっ放しにしても邪魔にならず、通路幅を広く利用できるメリットもあります。
壁付で閉鎖的な空間にあったキッチンを、オープンな空間になったLDKにペニンシュラキッチンを配しました。
水廻りの床は水に強いクッションフロアを使用しています。
キッチンのアクセント壁とクッションフロアのイメージは当初からお施主様がイメージされていたもの。
構造上残したキッチン横の壁を利用して、リノベーション前に使用していたカウンターを大工さんがペーパー処理し、アイアン脚を調達しリメイクしました!
色が変わるだけですごくぴったり馴染んでいます。
大工だったお祖父さまとお父様が一緒に造作したもので、家の思い出を受け継ぐカウンターとなりました。リノベーションならではの想いが詰まっています。
リビングの一角に設けていた小上がり畳コーナーの畳を2階セカンドリビングへ。
まだ新しかったので畳屋さんにサイズ調整いただき再利用しました。
トイレは広さは変わらないのですが、入口を正面から横に変えて、ドアを引戸にすることで広さを感じ使いやすく。
造作の手洗いや手すり棚も設けています。
先ほどのトイレ入口です。
段差を解消し、引戸にすることで間口も拡張し使いやすくなります。
リビングはモデルハウスと色違いのリネンカーテンを採用いただきました。
レース越しに程よくやわらかな日差しが入り心地よい。
タカラのペニンシュラキッチンに、ビルイトインタイプのトリムイオン整水器を取り付けました。
通常の水栓と一体となったものです。ドイツグローエ社デザインで素敵です。
昨年の秋から打合せがスタートし、今年のバレンタインにまず2階の改修に着手し、約一か月後に1階の大リノベーションに取り掛かりました。
LDKと玄関を今までと同じ位置にするか、実際行ったように大きく配置を変えるかでとても悩まれて、打合せを重ねました。
住まいながらのリノベーションでしたので、夏の完成まで1階から2階へ生活拠点を移動しながら大変ご不便をおかけしましたが、都度都度打合せにも対応していただきありがとうございました。