外構もずいぶんすっきりしました。

庭をシンプルにし、車が二台置ける駐車スペースを確保。

将来を考えて階段を改善したいとのご要望で、玄関ポーチから駐車スペースに続くスロープを施工しました。

介護改修で施工させていただく機会が多いスロープですが、自転車の上がり降りにも活躍しているようです。

自転車やベビーカーの移動にも役立つので、年代問わず立地によっては計画しても良さそうです。

 

 

外観はかっこよくモダンにしたいとのご要望。

傷んだサイディングの補修、樋の架け替え、コーキングの打ち替えを併せて行い、外壁塗装をさせていただきました。

しっかり洗浄後、プライマー+対候性に強い水性ダイナミックトップ二回塗りで仕上げています。

色で雰囲気はすごく変わりますね。

足場を組んでの工事なので、今後のメンテンス費用を考慮すると、コーキングや樋など併せて行える工事はおすすめさせていただいています。

 

 

庇を補強し、ポーチ柱を無くしてすっきりした玄関。

スロープもより使いやすくなります。

 

 

上がり框を斜めに施工し広く使える玄関に。

土間まで使える収納は、傘やブーツをハンガーパイプにかけて使用できます。

収納力が上がり圧迫感のない明るい玄関になりました。

 

 

ホールと玄関の間仕切りを撤去することで、どちらにも光が入り、温度差も感じにくくなりました。

リフォームでは実現しにくいリビング階段も断熱対策をしっかりすることで可能です。

階段を２段前に出すことで、勾配が緩やかに改善されました。

 

 

洗面脱衣～浴室は配置や空間は変わっていないように見えますが、寒さを感じやすい場所だからこそ断熱対策はしっかり行っています。

システムバスや洗面台の入替と併せて、電気や配管なども新しく施工させていただいています。

今後のメンテナンスを鑑み、点検口を設けました。

収納が悩みだったので、普段使いのものを納められるスペースを設けています。

 

 

 

対面キッチンの下がり壁を撤去し、圧迫感を感じなくなりました。

利用していなかった勝手口はすべり出し窓に替え、対角の窓と通風しやすくなりました。

 

 

広さはそのままで、下がり壁や間仕切り壁がないだけで空間を広く感じて開放的になりますね。

外壁の補修が最小限で済むよう、基本的には窓の位置や大きさはそのままに断熱窓への入替、もしくは内窓の施工を行っていますが、用途によっては先ほどの勝手口を窓に替えるように使いやすくなるよう交換しています。

 

 

ここからは二階のビフォーアフターです。

一階と比べると少し使用頻度が少ないことや予算を考慮し、窓の断熱対策はすべて行いましたが、躯体はそのまま利用し、模様替えやスペースが有効に利用できることを優先しました。

ホールを利用しての物干しスペース。

以前は居室ドアの開閉が通路を狭くし、十分にホールの活用ができていませんでした。

部屋の扉をすべて引戸に交換し、物干しスペースがとても使いやすくなりました。

 

 

寝室は床は無垢材でバリアフリー、明るいグレーとホワイトの清潔感ある居室になりました。

断熱窓の施工を行っています。

 

 

居室の内、一室はWICとして活用します。

通風は確保したいので、窓の位置はそのままで内窓を設置し、遮光ロールスクリーンを施工しました。

こちらはブルーグレーとホワイトでコーディネートされています。

 

 

一見すべてを妥協せず直したように見えるステキリフォームですし、そう見えてほしいのですが、予算や工期のことなどお客様と相談しながら優先順位を決めて進めていきます。

見た目だけをきれいにするリフォームではなくて、やはり暮らして心地よくなったと体感してもらえるようなご提案をさせていただきたいと思っています。